はじめに
DayDaySafe の服薬機能を試験運用したとき、繰り返し見えたのは「努力不足」ではなく「不確かさ」でした。
高齢の利用者は、時間を忘れて薬を飲み損ねることもあれば、すでに飲んだか思い出せず、もう一度飲んでしまうことを同じくらい心配していました。紙の上では小さな記憶のずれでも、実生活では大きな安全リスクになります。
私たちが見た課題
観察を続ける中で、服薬管理は単なる通知の問題ではなく、日々の確認に自信を持てるかどうかの問題だと分かりました。
利用者が本当に知りたいのは次の3点です。
- 今日飲む薬は何か
- 次の服用時間はいつか
- もう飲んだのか
- ダッシュボードには今日有効なプランだけを表示
- 各カードで次の服用時間を明確に表示
- 服用済みを見分けやすく表示
- 写真付きで素早く服薬記録を残せる
- 履歴画面で特定日の記録を振り返られる
家族や介護者も、毎回電話で確認しなくても、何が起きたかを後から確かめられる記録を求めていました。
どう設計したか
私たちは「機能を増やすこと」よりも、「迷わず判断できること」を優先しました。
特に写真付き確認は有効でした。本人は後で見返して安心でき、介護者も状況を具体的に把握できます。
この方向を選んだ理由
専門家向けの複雑な医療ダッシュボードを作りたかったわけではありません。必要だったのは、高齢者が落ち着いて読めて、すぐ理解できる体験です。
そのため、画面には「今日やること」「次の時間」「完了状態」を中心に置きました。今必要な判断に集中できるようにし、将来の情報や細かな設定は前面に出しすぎないようにしました。
試用後の反応
利用者からは、毎日の服薬に対する不安が減ったという声が多く届きました。家族側も、記憶頼みではなく、より信頼できる履歴を確認できる点を高く評価しました。
最も大きかった反応は「安心感」です。新しさよりも、正しく飲めたと確信できることが価値になっていました。
これから
今後も、実際の生活リズムを観察しながら、迷いやすい場面を減らしていきます。薬の管理は多くの家庭にとって日常の安全そのものです。
最新ビルドを試したい場合は、公式サイトから Android 版 APK をダウンロードして、新しい服薬フローを確認してください。